医療事務の仕事内容と実際に働いてみた本音!医療事務で働く職場選びのポイント5つ

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ひろ<br>
ひろ

こんにちは!ひろです。

短大卒業後、やりたいことがみつからずふらふらしていた所、親の勧めで医療事務の専門学校へ半年通いました。卒業後、現在約13年医療事務として働いています。

こちらの記事では医療事務は興味があるけど、自分に合うかどうかわからない、実際働いてる人の意見を聞いてみたいという方に向けて書いています。

医療事務は手に職をつける事ができ、働き方も柔軟に選ぶことができると人気の職業ですが、離職率も高いのが現状です。

「こんなはずじゃなかった」と思わないためにもこちらの記事を参考にしていただければと思います。

医療事務の仕事内容

医療事務の主な仕事は「レセプト業務」です。

医療機関は患者さんが窓口で支払った医療費だけでなりたっているわけではありません。

患者さんから医療費の3割をいただいて、残りの7割を組合健保や協会けんぽ、市区町村などの健康保険の保険者に診療報酬明細書(レセプト)を作成し請求しなければなりません。

この診療報酬明細書(レセプト)を毎月作成し、各関係機関に医療費を請求することをレセプト業務といいます。

そのため医療事務は医療機関の収入の大部分を支える重要な仕事なのです。

その他、受付や会計業務、カルテ作成や診療内容の入力作業など細かな作業がいくつもあります。

また病院や診療所、勤務する科によっても仕事内容は変わってきます。

医療事務実際働いてみた本音!

同じことの繰り返しで楽しさややりがいを感じにくい

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私のまわりで医療事務をしていて、楽しくて生き生き仕事をしている人はあまりいません。もう二度としたくない!という人もよくいます(笑)

忙しく神経を使う仕事で、同時にいろんな業務を優先順位を立ててこなしていく必要があります。

ただ慣れてしまえば同じことの繰り返しで単調な作業になります。

毎月月末~翌月10日までレセプト業務で特に忙しく、請求が終わったのもつかの間、月末になり「またこの時期がきたね」と毎月のように言い合っています。

また月末月初は休めないのでお正月やGWなどを楽しむことができません。プライベートも楽しむことで仕事も頑張れるところもあると思うので、モチベーションがアップしない理由の一つです。

医療事務はやるべき仕事をどう効率的にこなしていくかなのでやりがいを感じにくい所だと思います。

しかし、専門の知識を学ぶことがてきる点や、患者さんや医師や看護師等、色んな方との関りがある職種なので、その中で感謝されたりすることでやりがいを感じることもあります。

給料が安くモチベーションがあがらない

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医療事務は働き方が選べて、結婚後も続けられるというので人気のある職種のイメージですが、お給料はそんなに高くありません。

私が以前働いていた所は手取りで13万でした。そこは病院の近くに寮があり、家賃がかからなかったので、その点はとても良かったと思います。

今働いている所は16万円程度です。さほどかわりはないと思いますが、休みも前より取れるし、なにより有休が使えるし、かなりよくなりました。

お給料は地域差はあると思うので都市圏はもう少し良いかと思います。

医療事務は国家資格を持つ多職種と比べると、資格がなくてもできる仕事で、格下にみられがちです。

お給料も多職種と比べると安くモチベーションは下がります。

直接医療行為は行わないが、責任が重く神経を使う

直接患者さんに医療行為を行うことはありません。

ただ、患者さんの間違いや薬の間違いなどは医療事務も関わってくる所があり、命に関わる場合もあるので特に間違いのないように気をつけています。

また保険証など個人情報の扱いも注意が必要です。医療費の計算や会計なども毎日のことですが神経を使うお仕事です。

人間なので間違いはあることなのですが、間違いはゆるされないとの気持ちで取り組んでいます。

私も何度かインシデントレポートを書いています。結構へこみます。

2年に1度診療報酬の改正があり、覚えなおすのが面倒

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2年に1度診療報酬の改正があるので、せっかく覚えた医療費の計算もその都度バージョンアップしなければなりません。はっきり言ってかなり面倒です。

たとえば湿布薬を1回につき70枚だせていたのが63枚しか出せなくなった。など、全部ではないにしろ色々変わるのでまた覚えなおさなければなりません。

患者さんが多い時などは待たせているプレッシャーもある上に間違えて計算しても困るわけで、本当にストレスです。

また、請求業務も締め切りが決まってるのでそれまでに間に合わせるように必死です。レセ期間は間違いなくみんなピリピリしています。

風邪をうつされたりして体調を崩しやすい

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受付だと風邪をうつされることがあり、体調管理や予防には大変気を使いました。

少ない人数の職場で働いていると、体調が悪くても休める状況ではなくなります。レセ時期なんてとんでもないです。

私は前職では7年間有休もないうえ、1日も休むことなく出勤しました。これはとても大きなストレスです。

体調が悪いときに休めないってつらいですよ。どうかみなさんは休みが取りやすい環境の所で働いてください。

医療事務で働く職場選びのポイント5つ

私がこれまで医療現場で働いてきて、医療事務で働く職場選びのポイントを5つ挙げたいと思います。

私はこれまで履歴書に書ききれないほどの転職をしてきました。自分はどこへ行っても根性がなく続かないと悩んだ時期もありましたが、そんなことはありません。

自分に合う場所は必ずあります。自分はどんな環境だったら楽しく仕事ができるのか考えて選ぶと良いと思います。

私は残業が多くないことと、職場の雰囲気がよく他部署と関りがある所で探しました。人それぞれゆずれる所、ゆずれない所は違うと思うので、私個人の感想と思って参考にしていただければと思います。

残業が多すぎないか

毎月10日までに前月1か月分の医療費の請求を各保健機関にしなければならないのですが、期日に間に合わなそうな場合は残業をすることになります。

日常業務を並行して行わなければならないので、レセ期間は残業する医療機関が多いと思います。夜中まで仕事をする病院もあるようです。

残業時間が月に大体何時間ぐらいなのか確認しておくのをおすすめします。

あまりにも多いようだと体力的にも、精神的にもまいってしまい続けるのはきびしいと思います。

職場の雰囲気がいいか

やめる一番の理由は人間関係のようです。特に医療機関は女性が多い職場です。医療事務も男性がいるのといないのでは雰囲気はかわります。

女性ばかりの職場だといじめや派閥があったりします。それでも上司がしっかりした人望のある方だとある程度まとまっているように思います。

面接に行く時は、ぜひ職場を見学させてもらうことをおすすめします。見学させてもらってなんだか重い雰囲気だったり、冷たい感じだったらあまり環境がいい所ではないかもしれません。

私は以前雰囲気もいまいち、案内してくれた人も冷たい感じだったのですが、頑張らなければならないとの気持ちで入職したことがあるのですが、とても辛く2か月でやめることになりました。

人間関係はとても大事ですので、雰囲気がいい所を選ぶのは大事です。

病院で働くのか、クリニックで働くのか

大きな病院だと、担当がしっかり分かれている場合が多いのに対し、小さなクリニックだと一人で受付から会計、案内、レセプト業務などすべてしなければならない場合があります。

その分一度に覚えることが多く大変なところはあります。

また、クリニックでは院長の奥様が事務長だったり、親戚一同働いていたりします。結構気を使うことになり、意見を言うのは難しい環境になったりします。

いつも求人がでていないか

いつも求人がでている所は要注意です。間違いなく辞める人が多く、きつい職場である事が多いと思います。

医療事務は求人も多いと思いますが、辞める人も多いです。

ハローワークなどで最後に求人がでたのがだいぶ前とかであれば、長く働きやすい職場なのかなと思います。

仕事内容

仕事内容も病院やクリニック、診療科によっても様々なので確認しておいた方が良いと思います。

小さなクリニックだと薬剤師や看護師がやるような仕事を医療事務がやってしまってる所もあります。

診療科もたくさんあります。内科、小児科、皮膚科、産婦人科、整形外科、歯科など診療科によってどんな患者さんがいらっしゃるかも変わってきます。診療内容も変わってきます。

また大きな病院になるとクラーク業務もあったりします。入院施設があれば入院の手続きや説明などもあったりします。

まとめ

ひろ
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いかがでしたか?これから医療事務をしたいという方の参考にしていただければ幸いです。

医療事務は病院や診療所、パートやフルタイムなど働き方や場所によっても内容は大きく違ってきます。自分に合った働き方が選べれば無理をすることなく続けていくことができそうです。

人と接することが好きな人や問題を紐解いていくのが苦でない人は向いているかもしれません。また、医療の専門知識を学ぶ事が出来ますし自分のスキルアップにもつなげていけるでしょう。

ご自身が無理のない範囲で働けて、人間関係がよければ医療事務は長く続けていけると思います。

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