- 「独身だと老後が心配」
- 「老後の備えはどうしたらいい?」
- 「独身でも幸せに暮らす方法が知りたい」
今は元気に働けていても、一人で老後を過ごすことを考えると不安ですよね。
そこで一人でも老後を幸せに暮らすために備えておくべきことについてまとめてみました。
老後の準備をしっかりして、不安な気持ちを少しでも解消していきましょう。
独身の老後が怖い理由3つ

老後独身だと、頼れる人が近くにいない可能性が高く、不安が大きくなりますよね。
特に独身の老後が怖い理由は主に以下3つです。
- 孤独
- 介護を頼める人がいない
- 経済的不安
1つ1つ解説していきます。
孤独
結婚し子供や孫に囲まれて過ごす老後に比べて、一人の老後は寂しく感じるでしょう。
会社を定年退職した後は、社会との繋がりを感じられず精神的な不安も大きくなるかもしれません。
また、若い頃より外出する機会も減り、世間から取り残されたような孤独感を感じやすくなります。
介護を頼める人がいない
身寄りがいないと病気や介護の必要がでてきた時に、頼める人がいない状況になります。
何かあった時に頼める人がいないのは、不安も大きいでしょう。
介護が必要になった時にどうするのか考えておく必要があります。
経済的不安
一番の不安は老後資金が不足することではないでしょうか。
十分な貯蓄がないまま定年を迎えると、年金だけではゆとりある暮らしは難しいのが現状です。
また、医療費などの臨時の出費も発生しやすいため、一人で生活する経済的不安は大きくなります。
老後2,000万円問題は高齢夫婦がモデル

独身が老後不安になる一つにお金の不足があるでしょう。
2019年、金融庁より老後資金が2,000万円不足すると発表され、話題となりました。
しかし、2,000万円問題のモデルは、
- 夫65歳、妻60歳の無職で健康
- 二人合わせて年金は19万1880円
- 月々の支出は平均値から算出
- 老後30年間
モデルにあてはめ、年金から支出額を引いた場合、月々5.5万円不足するという計算となっています。
5.5万円×12ヵ月×30年=1980万円
この結果から、老後2,000万円必要といわれるのは、高齢夫婦の平均的な見込み額になります。
独身か夫婦なのか、もらえる年金も生活費も違うので、自分に当てはめて考えておく必要があります。
さらに、特別支出(介護費用500万、葬儀費用100万、旅費)などは含まれない為、不足分はもう少し高いかもしれません。
独身は一人ですべてを賄っていく必要があるので、しっかりと備えていきたいですね。
独身の老後を幸せに暮らすために備えること

老後心配なのはお金以外に、健康や孤独に対する不安があるでしょう。
老後孤立せずに幸せに暮らしていくためのポイントをお伝えします。
以下8つです。
- コミュニティに参加する
- 収入を増やす
- 資産の把握
- 固定費の見直し
- 公的支援・給付金制度の利用
- 健康的な生活を心がける
- 専門家に相談
- いざという時頼れる先をみつけておく
1つ1つ解説していきます。
コミュニティに参加する
高齢になると誰かと会って話をする機会が減り、孤立しやすい状況になります。
高齢者の孤独死は増加しており、日ごろから孤立しない対策をとる必要があります。
趣味の仲間や地域のコミュニティ活動に参加することで、孤独を感じず防犯の面でも安心できます。
できるだけ家にこもらず、社会との交流を保つようにしましょう。
収入を増やす
定年後も元気なら働いて収入を増やした方が、精神的、経済的にも楽になります。
働くことは、社会とのつながりを持つことができ、体も動かすことで健康の面でもメリットがあります。
ご自身が無理のない範囲で、働いて年金以外の収入を増やすことも考えてみましょう。
資産の把握
ご自身の資産の把握をしておきましょう。
預貯金だけでなく、保険や株式などの総資産を把握してください。
また年金や退職金などの受給見込み額などを把握し、老後生活のシュミレーションをしておくことが大切です。
固定費の見直し
今すぐできる老後の対策として、生活費を見直して出費を抑えることです。
特に家賃や光熱費、通信費などの固定費を見直すことは、毎月の蓄積になるので大きな節約となります。
公的支援・給付金制度の利用
利用できる公的支援や給付金制度を前もって知っておくことはとても大切です。
どのような制度があるのか知らなければ、必要な支援を受けられない可能性がでてきます。
役場の窓口やネットなどで、どんな給付金制度があるのか調べておきましょう。
健康的な生活を心がける
健康であれば、医療費も少なくてすみ節約にもつながります。
元気で長生きしたいですよね。
歳を重ねると病気やケガのリスクも高くなるので、日ごろから食事や運動に気を使い健康的な生活を心がけましょう。
専門家に相談
老後資金で悩んでいるなら専門家に相談してみるのも良いでしょう。
ファイナンシャルプランナーであれば、お金に関するサポートやアドバイスをしてくれます。
資産計画についても今後の見通しを立ててくれるので、漠然とした不安が解消されるでしょう。
いざという時頼れる先をみつけておく
独身の老後はいざという時の頼れる先を見つけておくことが大切です。
入院や手術、高齢者施設、賃貸物件へ入居する際に、身元保証人になってくれる人を探しておく必要があります。
友人や知人はトラブルになる可能性もあるので、身元保証団体や行政書士に依頼すると安心です。
まとめ
独身の老後は怖い?幸せに暮らすために備える事について解説してきました。
独身の老後が怖いと言われる理由は主に孤独であること、いざという時頼れる先がないこと、経済面などです。
老後、思うように動けなくなったり、考えることが難しくなる前に、しっかりと早めに備えていく必要があります。
また、わからないことや不安なことはプロに相談したり、誰かに頼っていくのも大切です。
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